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8月例会作品②   春旭

   背信が映る鏡
      「背信が鏡に映る夜の秋」   春旭

 この作品の要諦は句の「夜の秋」にあります。「夜の秋」は「秋の夜」と間違われやすいのですが、夏の季語です。
 その意味するところは、夏の終わり頃の夜に何となく秋めいた気配があることで、秋の夜の長さや冷やかさや、寂しさを詠むこととは微妙に違いがあります。
 夏の中にふと内在した秋。それを一種の裏切り行為、背信と捉えました。
 写真の主人公が誰に対してどんな背信をしているかはご想像にお任せしますが、もしかしたら本人も気付いていなかった背信の芽生えを、鏡に映った己の姿に発見したという解釈も成り立ちます。また、外見を取り繕って表情や態度には背信を隠しているが、鏡に写った姿にはハッキリと背信が見て取れているという解釈も成り立ちます。
 
 こういう場合の小道具として、鏡はこれ以上無い役割を果たしてくれます。虚像と実像。鏡に映った姿は、自分であって自分でないのです。左右を逆に映し出す鏡は、「夜の秋」そのものなのかも知れません。

 この作品に票を入れて下さったみすずさん、ふらりさん、さちえさん、浩助さん、ありがとうございました。

Tag:例会  comment:4 

8月例会作品①   春旭

 ここ何日か不安定な天候が続き、所によっては落雷の被害に遭ったと報道がありました。
 
 そこでカシャッと一句!

   文系のヒューズ替え
   「文系がヒューズ替えする雷雨の夜」   春旭

 雷は怖いですね。「地震雷火事親父」と怖いモノの2番目にランクされているぐらいですから。
 電気っていう奴は、目に見えないだけに始末が悪いです。皆さんも、漏電か何かで軽い感電のご経験がおありでしょう。
 あれは何とも言えず厭なものですな。
 文系だから電気関係は苦手だということは何の言い訳にもなりませんが、小生は電気器具の配線やちょっとした修理がすこぶる苦手です。笑われるかもしれませんが、我が家ではそういった作業は妻が専ら請け負っております。差し詰め電気技術者を常時雇っている様なものですな。(笑)
 句の「ヒューズ替え」今はどこのお宅にもブレーカーが設置されているので、若い人には何のこっちゃ?でしょうが、小生が若い頃は雷が激しくなると頻繁に配電盤のヒューズが飛んで停電し、その都度ヒューズ替えをしなければならないことがありました。そういう時は、大概一家の男の出番と相場が決まっていました。私はあれが厭でね~。何か感電死してしまうのじゃないかと強迫観念に襲われながら、渋々やっていたことを懐かしく思い出します。したがって安全ブレーカーを開発して下さった方には、ノーベル賞をあげてもいいんじゃないかと思うぐらいです。(笑)
 
 ふらりさんの様に稲妻の写真が撮れないので、三尺玉花火の写真で代用しました。
 激しい稲妻や、感電のビリビリ感が伝わったでしょうか?
 

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8月例会俳句   春旭

 連日リオ・オリンピックでの日本人選手の熱戦が続きアップが遅れました。

 さて、今回の俳句の兼題は秋の七草のひとつ「萩」。
さちえさんがご自身の作品コーナーで記されておられた様に、美しい傍題の多い季語です。
「萩」という字は本来漢字には無く、日本人が作った字だと言われているそうです。
それだけ、日本人に愛されている花だと言えそうですね。
 花に男女の区別があるとすれば、「萩」は間違いなく女性的イメージの代表のような気がします。
 小生は、この花にか弱さを連想しました。

 そこで、今回投句した俳句に写真を添えてみました。
   萩の径
   「萩の径歩幅詰まりし母に添ふ」   春旭   
 
 88歳になる小生の母は、以前から耳は遠かったのですが、最近ここに来てとみに足腰が大分弱り歩幅も詰まり、よろけやすく転びやすくなりました。傍で見ていても、老いたな~という実感を持ちます。それは自然の倣いで、誰でもいつかはそうなる運命なのかもしれませんが、やはり一抹の寂しさが去来します。
 ここ何十年、母と手を繋いだことも無かったのですが、近頃では階段の上り下りや道路のちょっとした段差の際に手を貸しています。最初は妙に照れ臭い気がしますが、不思議なものでお互いすぐに慣れますね。
 ところでこの先なるかならぬか分かりませんが、我がまま放題の小生が母と同じように老いた場合、果たして娘達から手を差し伸べてもらえるのだろうか?どうも、日頃の行いが肝要のようですな・・・。
 船橋さん、この句に貴重な一票をありがとうございました。
それからみすずさん、ご主人が拙句を気に入って下さったとか。春旭が喜んでいたとお伝えください。
 

Tag:例会  comment:2 

8月例会   幸恵

  兼題 「萩」
 2016-8月 萩
    
    「初萩を訪ね江ノ電途中下車」

  兼題の「萩」、歳時記をめくれば、
 こぼれ萩、乱れ萩、萩の風、萩の波など美しい季語数多。
 あれもこれもと欲張り、575と指を折ってはみるものの
 季語に追いつく一句が浮かびません。
 で、素直に今の希望を句にしてみました。
 一ひねり、二ひねりが必要と思いつつ、時間切れでしたが
 板見先生、貴重な一票を有り難うございました。

               *

2016-8月①
  「広電のゴトリゴトリと敗戦日」

 この春広島を訪ねた折、JR広島駅から広電(広島電鉄の路面電車)に乗り
「原爆ドーム前」に向かいました。
画面左手上方のクリーム色に緑の帯の車体がその広電です。
71年前の惨禍の上にある今の平和。
これからもゴトリゴトリと電車や車が、
そして人々が行きかう街であって欲しいと思いました。

船橋様、五十嵐様、貴重な一票を有り難うございました。

               *

2016-8月②-2
 「夕焼けに明日のあるを疑わず」

 この写真は、句会時にお話しましたが元の写真の彩度を変えてみました。
元の写真は全景が夕焼け色に染まりオレンジと黒の二色でした。
何となくいじっている内に、彩度を変えてみると海の色が青く際立ち
その分夕陽と後方の雲が美しいオレンジに変わりました。
ヨシ!これで行こう!と即断。句は・・・後付けの四苦八苦。

ミズキさん、貴重な一票を有り難うございました。



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8月例会作品 ミズキ

初めまして。春旭の娘のミズキと申します。先日は突然フォト句会にお邪魔したにもかかわらず、温かく迎えて頂き、ありがとうございました。
俳句も写真もまだまだ皆さんのレベルには達しておりませんが、今後ともよろしくお願い致します。
拙い作品ですが、アップさせて頂きます。
   水中花
       乙姫の涙こぼれて水中花   ミズキ
これは、昨年コレド室町で催された「アクアリウム」での一枚です。
この写真から水中花を連想し、そこからなぜか浦島太郎の物語が浮かんで来ました。物語では竜宮城から帰っていった浦島太郎に焦点が当たっていますが、その裏には浦島太郎との別れを悲しむ乙姫の後日談があるのではないかと考えました。そしてその乙姫の流した涙が水中花となったという哀しい句です。
その乙姫の心境をあえて斜めに撮った構図で表現しました。板見先生貴重な一票をありがとうございました。




   天の川
      衣擦れは恋歌となりて天の川  ミズキ
   これは今年、再びコレド室町を訪れた際に、撮影したものです。
   たなびく布から羽衣を連想し、尚且つこの連なっている感じから、それを天の川に見立てました。織姫が天の川を渡っていくイメージが浮かびましたでしょうか?
   さらに、天の川を渡る織姫の衣擦れが彦星に対する恋歌を詠んでいるようにも感じられ、この句を作りました。

未熟者ですが、今後も精進してまいりますので、今後ともよろしくお願い致します。また機会がありましたら、お邪魔させて頂ければと思っております。

 <追記:春旭>
 8月例会に次女を飛び入り参加させて頂き、誠に汗顔の至りです。
 親父が何度か写真の流用をして、それに駄句を付けて発表をしていたのが次女のプライドに障ると今回の仕儀になりました。
 皆様の作品と比べまして、足下にも及びませんがご笑覧下さい。
 因みに、今でも春旭のフォト575代表作の様に取り上げられる「春色のスカート恋に舞い上がり」のモデルは、今回参加させて頂いた次女であることをここに付け加えておきます。

Tag:例会  comment:2 

8月銀座フォト句会のご案内

8月「銀座フォト句会」を以下のように開催いたします。

  • 日 時  8月10日(水)18:00~20:00
  • 会 場  京橋区民館  2号 洋室
  • 俳 句  兼題  (
  • 懇親会  土風炉京橋店にて 20:00より

出欠のご連絡と俳句は8月7日までにみすずさんまで送信して下さい

Tag:例会  comment:0 

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銀座フォト575

Author:銀座フォト575
偶数月 第3日曜日 京橋区民館
写真に575を詠んで楽しむ会です

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