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4月例会作品②   春旭

  口つぐむ
   「春寒し愛を乞ふもの口つぐむ」   春旭

 今年の春は、例年よりも寒い日が多かったように思います。その分桜が長持ちして、お陰で各地で多くの人の目を愉しませてくれましたが、反面農作物には良からぬ影響があったようです。特に今が旬の筍。収穫が遅れたばかりか、価格も高騰しています。この分では、我が家の食卓に登場する機会が激減すること間違い無しでしょう。
 この時季は、様々な花たちが色とりどりに花を咲かせ「ねえ、私を見て!見て!」と言わんがばかりに咲き競うはずですが、モデルのチューリップは何故か開いていませんでした。まるで固く口を閉ざしたままの様子です。単に陽気が寒かったからだけではない様に感じられました。
 本当に今現在、切実に愛を欲しているものは、むしろ饒舌ではなく、キッ!と固く口を結んで何かに堪えて沈黙を貫いているのかも知れません。
 この作品に貴重な票を下さった伊都子さん、とく子さん感謝申し上げます。

 さて、愛に飢えた小生も、口にチャックして愛を希求してみるかな。
(この最後の一行は余分だったですね。せっかくの作品のムードを壊してしまいました。無かったことにして下さい)(笑のち汗!)

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4月例会作品  ミズキ

  縮まらぬ距離
   近づけど縮まらぬ距離春愁え  ミズキ
   先月、古河市の「桃祭り」にての一枚です。普通に撮っては面白くないと、趣向を変え、影を撮影してみました。モデルのカメラマンは撮影の技術がイマイチなので、桃の花の神髄にまで迫れていない。また、桃の花もそう簡単に撮らせてなるかと、掛け合いをしているようです。ちなみに、この未熟なカメラマンは父です(笑)
   とく子さん、貴重な一票をありがとうございました。




  着ぐるみの中の大志
   春見据え着ぐるみの中大志抱く  ミズキ  
   上野駅に面白い展示があったので、思わずシャッターを切りました。待ち合わせ場所に使われているようです。 
   夢を追いかける主人公が着ぐるみのアルバイトをしている設定です。着ぐるみの中で、いつか大きな夢を叶えようと奮起している様を詠みました。同じように、私も夢に向かって、頑張りたいと思います!




  俳句兼題「花の雨」
  捨て犬に傘差し掛ける花の雨  ミズキ
  桜の季節、しとしとと雨が降る中、独りぼっちの捨て犬が寂しそうに雨に打たれている。たまたまその場を通りかかった心優しき誰かが、そっと傘を差し掛ける。見つめ合う両者。その後、両者はかけがえのない家族となった。その様子を桜が微笑んで見守っている。そんな絵を思い浮かべ、この句を作りました。
  伊都子さん、ふらりさん貴重な一票をありがとうございました。

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4月例会作品  春旭

  武勇伝
     「強東風や酒場で語る武勇伝」   春旭

 東風(こち)とは、早春に東または北東から吹き渡る風のことです。それに「強」を付けると、その風の吹く強さや激しさをより強調した表現になりますね。それを馬の鼻の穴のアップで、ビジュアル的に表現してみました。鼻息の荒さと強東風の響き合い、上手く伝わったでしょうか?
 句の武勇伝。こういう光景はよく酒場で見かけます。「俺があの時よ~」から始まって「お前らに見せてやりたかったぜ!」で終る。大体こういったプロセスですな。誰もその時の現場を目撃した者がいない場合には、余計鼻の穴が膨らんで話にも尾鰭が付きます。陰で「ああ、また始まったよ」と陰口を叩かれているのも知りもせで・・・。

 この作品に貴重な票を下さった、船橋さん、みすずさん、伊都子さんありがとうございました。

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4月例会  幸恵

     兼題「花の雨」

2017-4月花の雨2
      城下町墨色に染め花の雨

   故郷、三重県松阪市の城址側に残る御城番屋敷。
  築140年を超える老朽建築物でありながら今もなお借家として貸し出され
  内装は現代ながらも、往時を偲ぶに充分な外見が保たれている。
  たまたま撮ってあった写真を合わせ「花の雨」と致しました。


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2017-4月②-2
     ユーミンが春呼び込んでカーラジオ

  花見で見上げることは多いのですが下に見る機会は少ないと思う。
 友人の誘いでマンションの5階辺りから見下ろすと又違った景色が広がっている。
 それぞれの想いを乗せて、それぞれの目的をもって行き過ぎる車たち
 その昔、カーラジオから流れるユーミンを聞きながら
 助手席の人となった事等思い出しながら。

  
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2017-4月①-2
     カルメンの赤き唇夜半の春

 奔放に生きるカルメンの赤い唇に咥えられた椿が
ホセに投げつけられたその時から始まる悲劇。
日本の庭園の片隅に咲いた椿からカルメンを夢想する
何と楽しいことでしょう。
 

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4月例会俳句+おまけ  春旭

 今日は各地で春の嵐の様な天候です。まだ残っている桜には、花の雨どころか無情の雨となることでしょう。

 4月例会俳句の兼題「花の雨」
  兼題「花の雨」
 「道行きと洒落てみようか花の雨」   春旭 

 「花の雨」、雰囲気からすると、しっとりとして何処か艶っぽい季語ですね。したがって、拙句も艶っぽく詠んでみました。
 道行きとは、歌舞伎で相思相愛の男女が連れ立って行く場面です。駆け落ちの意味にも遣われます。
 恋人同士やあるいは仲の良い夫婦がたまたま相合傘になった時、ちょっとふざけて「どれ、道行きと洒落てみようか」と茶目っ気たっぷりに花の雨の中を歩いて行くという姿をイメージしてみて下さい。大向こうから、「成田屋~!音羽屋~!」の掛け声がかかるかも知れませんな(笑)
 船橋さん、みすずさん、拙句を採って下さってありがとうございました。



 「花の雨」おまけ

 今回の句会でさちえさんのお句「城下町墨色に染め花の雨」 を特選に採らせて頂きました。
 それには訳がありまして、以前みんなのブログIT俳句の春雑詠句でこんな句を投句させて頂いたことがありました。
  城下に花の雨
  「夕闇を連れて城下に花の雨」   春旭

 という句です。さちえさんのお句と何やら感性が響き合ったようで、何処か嬉しいやら、懐かしいやら・・・。抽斗に仕舞いっぱなしにしていた懐かしい物が、不意に出て来たという感じです。(さちえさんに感謝!)
 事のついでに、ストックしていた写真を引っ張り出して句に添えてみました。ご笑覧下さい。

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旬の花時計 V2
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Author:銀座フォト575
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