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6月例会作品②   春旭

 ノスタル爺フォト575の一編。
 我々が子供の頃には、富山の薬屋さんと呼ばれる家庭用置き薬売りのおじさんが訪ねて来ることがありましたよね。
 おじさんは商売テクニックのひとつで、置き薬を購入してくれたお宅におまけとして何らかの景品をくれました。
 ウナギに梅干し、カニに氷、天ぷらに氷菓子等、避けたい食い合わせのイラスト入りの表とか、紙風船とか、紙ヒコーキとか思い出すだけでも懐かしいです。
 今回は、そんなおまけの中のひとつ紙風船を題材にしてみました。写真は、草木染されたカーテンの飾りです。アングルを工夫して撮り、紙風船に見立てました。そう見えましたでしょうか?
 船橋さん、ふらりさん、さちえさん、この作品に貴重な票を下さって感謝申し上げます。

  紙風船
  「ため息もついでに入れて紙風船」   春旭

 「ため息ばかりついていると幸せが逃げちゃうよ」と言われます。確かにそんな気がしますし、落ち込んでいる人を奮起させる効果があるとも思われがちです。しかし、果たして本当にため息はマイナスなのでしょうか?
 皆さんもご経験があると思いますが、悩み事があった時についため息をつくと一瞬楽になったりしませんか?そうなんです。ため息の効果が医学的に立証されているそうです。
 簡単にいうと、ストレスで自律神経が乱れると酸素不足に陥り、それを回復しようと交感神経が活発に働く。結果として、血圧や心拍数が上がって身体に悪影響が起こる。そこでため息をつくと、今度は逆に副交感神経が働いて浅くなっていた呼吸が深くなり、身体をリラックス状態に持って行ってくれる効果があるんだそうです。
 ため息ひとつで驚きの効能です。人間の身体は本当にうまく出来ていますね。これからは、悩み事があったら遠慮なくため息をついた方が身体にも精神衛生上にもいいのかも知れません。
 だけど、ため息が混ざって入った紙風船だけは、どこかイマイチ弾みが悪そうな気が致しますな。(笑)

Tag:例会  comment:4 

6月例会  ミズキ

仕事の都合により参加できず、申し訳ありませんでした。

  呪い解く口づけ
  呪い解く口づけを待つ梅雨の恋  ミズキ
  写真は東武トレジャーガーデンの薔薇園で撮影しました。幼い頃から憧れていた「眠り姫」をイメージして撮ってみました。ちなみに手のモデルは姉です。物語では糸車の針に指を刺されて眠りにつくという設定ですが、バラの棘で代用しました。



人と罪
  神よなぜ創り給ふた人と罪  ミズキ
  
  こちらの写真も東武トレジャーガーデンで撮影しました。争いの絶えない人間世界を天使が哀しい目で見つめている様な気がして、この句を作りました。こんな不完全な人間たちを作りだして、神様も罪なことをしますね(涙)
  このオブジェ、実物は小さなものだったので、かなり寄って撮影しました。トイカメラモードで撮影したので、天使の嘆きを上手く表現できたかなと思います。父もこの構図を狙ったのですが、思うように撮れなかったようで、「娘に負けた」と悔しがっていました(笑)


  俳句兼題「夏座敷」
  またおいで祖母の思い出夏座敷  ミズキ
  夏座敷と聞いて、幼い日によく遊びに行っていた亡き母方の祖母の家を思い出しました。優しい祖母でいつも帰り際に「またおいで」と笑顔で見送ってくれました。今はもう会えないけれど、思い出の中で逢うことができます。そんな祖母との思い出を今回俳句に出来て良かったと思います。みすずさん、貴重な一票をありがとうございました。

Tag:例会  comment:2 

6月例会作品①   春旭

 恋の悩みに悶々として眠れぬ夜を過ごす。誰でも若い頃(若いとは限らないかも?)そういうご経験を多少お持ちになったことと思います。
 それでも明け方頃に微睡むと、そういう時に見るのは決って恋の夢。もう少しでいい雰囲気になりそうという所で、大概はっ!として目が覚めますね。そして、嗚呼!夢だったかとため息。そして、寝不足のまま寝床から起き出して学校とか仕事場に出かけて行く。こういう展開が多かったのではないでしょうか?

 そこで、カシャッと一句!

  睫毛から覚める夢
  「明易し睫毛から覚む恋の夢」   春旭

 はっ!として目覚めた感覚を、睫毛から覚めると表現しました。上手く伝わったでしょうか?写真は合歓の花。睫毛に見立てましたが、こちらもそう見えましたでしょうか?
 愛だ恋だと悩んだ遠く若き日は寝不足の日々が続きましたが、もうそんなことにてんで縁がなくなったこの頃は、よく眠れること眠れること・・・。(笑)でも、どなたかから言われそうです。「その内、今度は年齢の所為で目覚めやすくなるよ」と(苦笑)

Tag:例会  comment:0 

6月例会俳句  春旭

 6月例会俳句兼題「夏座敷」

 今回の兼題は「夏座敷」。不思議に思うのは、座敷は一年中存在するのに「春座敷」「秋座敷」「冬座敷」は季語に無く、なぜ「夏座敷」だけが季語なのだろうか?ということです。夏の座敷には、何か特別な俳人の感性を刺激するものがあるということでしょう。想像するに、開け放った開放感とか、足の裏のさらりとした感触とか、涼しさとか、ゆとり度などを内包しているような気がします。座敷は、夏の為に本来の存在価値があるのかも知れません。
 そんなことを念頭に置いて詠んでみました。
 では、その写真付き駄句を・・・。

  身ほとりに置く
  「風の径身ほとりに置く夏座敷」   春旭

 吉田兼好も徒然草の一節に「家の作りやうは夏をむねとすべし」と述べています。冬の寒さは、当時の暖房器具でも、また厚着をすれば何とか堪えられたのでしょう。ところが夏の暑さや湿気は現在の様にエアコンがあるはずも無し、ましてある程度以上の身分のある人は裸で暮らすという訳にはいかなかったことでしょう。となると、吉田兼好の言うように家作りは如何に夏を快適に過ごせるかが重要な課題だったんでしょうね。
 現在のマンションや建売り物件の広告を見ても、間取りの採光や通風は重要な要素だということが分かります。南面に大きな窓をとり、反対の北側にも小さめな窓をとる。もうそれだけで風通しが良く、エアコンもあまり使わずに夏も快適に過ごせます。
 何だか不動産屋の回し者になってしまった感がありますが、要するに夏の過ごし方は、甚平などを着て座敷に据わり、ビールなどを飲みながらひと時を過ごす。そして、自分の身の傍らをまるで風の径があるかのように涼風が心地良く通り抜ける。これが一番の仕合せだよということであります。
 ちなみに、写真は拙宅ではありません。こういう家に一度住んでみたいな~。さぞかし涼風が我が身のほとりを抜けていくことだろう。

Tag:例会  comment:2 

 例会俳句部門結果 2~6月  春旭

 皆さん、一昨日のフォト句会お疲れ様でした。楽しい時間を共有することができましたね。
 さて、浩助さん改め耕人さんのご依頼により、代わって例会俳句部門の結果をアップさせて頂きます。

 <2月例会/平成29年2月8日(水)投句12名>
  [兼題=北風]*順不同(敬称略)/カッコ内 特➡特選 並➡並選 獲得票数]

 北風やドミノ倒しの駐輪場・・・とく子(特2)
 北風を連れて待ち人やってくる・・・みすず(並1)
 山里やひと日北風鳴りやまず・・・晃也(特2)
 北風や垢離する女(ひと)の肌赤む・・・ふらり
 北風に背中押されて縄暖簾・・・船橋(並1)
 病窓を揺るがす北風(きた)の重さかな・・・浩助(並1)
 北風に頭突きしている禿頭(はげあたま)・・・彦阪(特1並2)
 
 北風に逆らわぬ知恵六十路坂・・・幸恵(特1並1)

 北風や群青富士凛然と・・・伊都子
 北風が誘いとなりて鍋囲む・・・ミズキ
 北風に愛犬急かし帰路につく・・・春旭
 北風に口とがらせて来る子かな・・・タケウマ(特1並1)



<4月例会/平成29年4月12日(水)投句14名>
 [兼題=花の雨]*順不同(敬称略)/カッコ内 特➡特選 並➡並選 獲得票数]

 捨て犬に傘差し掛ける花の雨・・・ミズキ(特1並2)
 降るほどに桃色重ね花の雨・・・伊都子
 花の雨動かざるもの艶めきて・・・とく子(特1並1)
 道楽を生涯持たず花の雨・・・千賀子(並1)

 山之辺の道の彼方も花の雨・・・晃也(並1)
 公園の動かぬ木馬花の雨・・・彦阪(並2)
 幹濡れて黒龍と化す花の雨・・・ふらり
 野仏に花の雨降る過疎の村・・・みすず 
 寺町や憎めぬものに花の雨・・・浩助
 花の雨逃げ込む先は円覚寺・・・船橋(特1)
 城下町墨色に染め花の雨・・・幸恵(特2)
 名画座を出でてこの夜の花の雨・・・タケウマ(特1)
 弘前城花の雨のち花筏・・・京子
 道行きと洒落てみようか花の雨・・・春旭(特1並1)

 
<6月例会/平成29年6月14日(水)投句13名>
  [兼題=夏座敷*順不同(敬称略)/カッコ内 特➡特選 並➡並選 獲得票数]

 孫来たら昼寝川の字夏座敷・・・京子
 夏座敷どこから匂ふ正露丸・・・晃也(特2並1)
 大の字の隣のくの字夏座敷・・・幸恵(特1並1)
 遠く聞くコンチキチンや夏座敷・・・ふらり(特2並2)
 三味の糸きりきりと締め夏座敷・・・とく子
 昼下がり景色横にし夏座敷・・・五十嵐(並1)
 またおいで祖母の思い出夏座敷・・・ミズキ(並1)
 女へと化身す母の夏座敷・・・千賀子(特2)
 大の字で尾瀬恋しやと夏座敷・・・船橋
 夏座敷座布団外すおもてなし・・・伊都子
 一人碁のピシリ打つ音夏座敷・・・みすず(特1並1)
 峠来し風が客人夏座敷・・・耕人(並1)
 風の径身ほとりに置く夏座敷・・・春旭

 以上3回分の俳句部門結果を掲載しました。
 板見先生のお句は4月例会俳句まで「浩助」と表記、6月は「耕人」と表記させて頂きました。

*次回8月例会の兼題は「浴衣」です。皆さん今の内から頭をひねっておいてくださいネ!
*皆さんの佳句の数々にも、コメント頂けましたらと思います。あの句のここが良かった、あの表現が参考になった、あの措辞が勉強になった等、何でもご自由にコメントを入れて下さい。また、このフォト句会やブログに対してのご意見などもご自由にコメントしてみて下さい。

Tag:例会  comment:2 

夏帽子   春旭

 この作品は、以前NHKで放送されていた「カシャッと一句!フォト575」での兼題「化粧・装う」の回でノミネートされたものです。
 因みにこの回は、司会伊集院光・審査委員長板見先生・ゲスト武田双雲(書道家)、清水ミチコ(顔マネタレント)でした。

  夏帽子
  「取り敢えず淑女ならむと夏帽子」  春旭

 誰の周辺にも趣味でもスポーツでも新たに何か始める際に、まず形から入るという人がいますね。恐らく決意や気持ちを奮い立たせる効果があるのかもしれません。
 句の主人公は、ある日突然に「私、今日から淑やかになる!」と決意し、「どうしたらなれるだろう・・・?まず帽子かな?」と貴婦人のかぶる帽子を最初に選択したという句です。単なる思い付きなどで淑女になれる筈はありませんが、西洋の貴婦人の様な帽子をかぶることによって一歩でも理想に近づけた思いなのです。
 この場合大概の人は、形だけ真似てもダメだと否定的な判断を下し、そう批判もしますね。ところが、この回のゲスト清水ミチコ女史は「形から入ってもいい!私の芸などは形から入らなければ成り立たない!」と断定。武田双雲師に至っては「僕は師匠からまずお手本の字の形から入りなさいと教わった!」とこちらも肯定派。
 このお二人にここまで強く言い切られると、何だか形から入るのもあながち間違いではなく、逆にそれが正解のような気がしてくるから不思議です。(笑)

Tag:未分類  comment:2 

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Author:銀座フォト575
偶数月 第3日曜日 京橋区民館
写真に575を詠んで楽しむ会です

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