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6月例会作品②   春旭

 俳句の季語の中には、何じゃそれは?という季語があります。「亀鳴く」(春)「蚯蚓鳴く」(秋)などという不思議な季語があります。どなたか、鳴き声を聞いたことがありますか?残念ながら、私はどちらも聞いたことがありません。この際あるかないかは別にして、どちらも一度遣ってみたい衝動にかられる季語ではあります。しかしながら、いざ挑戦してみるとこれがまた難しいのです。

 今回は、「亀鳴く」に挑戦してみました。果たして成功したでしょうか?
 写真は、ひたち海浜公園の中を巡回するバスというか、線路の無いトラムの運転席の屋根に飾られたウサギの人形です。

  亀鳴く
    「たわ言さ亀が鳴くとか勝つだとか」  春旭

 パロディー句を作る場合には、元ネタが広く知られている必要があります。今回の句は、皆さんご存知の童話「ウサギとカメ」が元ネタですからその分では安心ですね。
 同じくウサギが登場する有名な昔話に、「かちかち山」があります。でも、今回なぜ私が採用しなかったか、問題はウサギの捉え方にあります。実を言うと、大分以前にこの写真に「泥舟であいつどこまで行けたやら」という句を付けて作品にしてあったのですが、どうもウサギが小賢しくて鼻に付く感じがしたので今回の句と差し替えました。
 同じ写真でも、句によってウサギの表情が違ってみえるような気がしませんか?今回の句の方が、間抜けだけど何処か愛すべきところがあるように作者としては思っています。
 制作の裏話より、問題は「亀鳴く」が成功したかどうかでしたね。(汗!!)やっぱり、難しい!(涙)

 この作品に、悳子さん、みすずさん、石田さん、船橋さん貴重な一票をありがとうございました。

Tag:例会  comment:4 

6月例会作品①   春旭

 今日6月19日は、桜桃忌に当ります。桜桃忌とは、太宰治の忌日とされています。実際の太宰の忌日は玉川上水に入水した昭和23年6月13日なのですが、遺体が発見された19日を桜桃忌として、太宰の墓所でもある禅林寺で法要が行われます。因みに、桜桃忌の由来は、太宰の晩年の短編小説「桜桃」から命名されたということです。

 今回の例会当日13日は、偶然にも太宰治が入水した70年目の忌日だったのでこの作品を出展しました。
 そして、その作品を今日の桜桃忌に合わせて、このブログにアップさせていただきました。

  桜桃忌
   「桜桃忌女々しさ遺る泣訴状」   春旭

 太宰治のファンは現在に至るまで大変多く、特に女性に人気があるようですが、小生はあまり好きにはなれません。
 若い頃から問題児で、放蕩や借金や薬物中毒や愛人問題や自殺未遂など数々のスキャンダルを起こしています。早く言えば破滅型の人間でしょうね。そしてその最期は、愛人と玉川上水で心中ときては、何をか言わんやですな。残された家族に思わず同情したくなります。
 そんな太宰が生前書いた手紙が、今も遺っています。当時の芥川賞選考委員の川端康成と佐藤春夫に宛てた有名な泣訴状と言われる手紙です。
 太宰は、余程芥川賞が欲しかったんでしょうな。「私に名誉を与えて下さい」「私を見殺しにしないで下さい」「芥川賞をもらへば、私は人の情けに泣くでしょう」などと書き連ねています。思わず、よく恥ずかしくも無く書けるもんだとツッコミを入れたくなります。結局、芥川賞は獲れなかったようですが当然でしょうね。
 おっと!これ以上コメントを書くと熱烈なファンの方々から苦情が来そうなので、これで止めておきます。(笑)

 この写真は、品川水族館の水底から魚を見上げられる通路で撮影したものです。玉川上水に入水した太宰が、水底から水面を見上げているシーンと想像してみて下さい。太宰本人は、あの時成行きでこんなことになっちゃったけど、こんな筈じゃなかったな~失敗したな~と思ったかもしれない。(笑)

 この作品に、板見先生、幸恵さん貴重な一票をありがとうございました。

Tag:例会  comment:2 

6月例会   幸恵

兼題「祭り」
 030-3.jpg
   祭り笛小指の跳ねて高く鳴き


 自分のブログでは、まず写真ありき。
それに申し訳程度の575を付けて載せておりますが
この銀座フォト句会が私にとって唯一の俳句を捻る?時間です。
それも滑り込みで・・・(◎_◎;)
二ヶ月と言う時間があるのに、みすずさんからご連絡を頂き
〆切りと言う文字を観てからのアタフタの結果がこれでございます。ハイ(*_*;。
写真は、良い絵が無くて故郷の祭りの団扇を大写しした物を使いました。



写真俳句①
宵祭り2
     舞狂う男一匹宵祭り

 写真俳句の方のテーマは自由なのに、
今回は二つとも「祭り」を取り上げました。
まずは阿波踊り、女踊りの艶っぽく上品な踊りも良い物ですが
腰をかがめてひたすら前に進んでいく男踊りにも惹かれます。
(句会では、お顔はそのままの写真でしたが、ここでは目にモザイクを入れました)


写真俳句②
祭り鮨
    切り口は大輪の花祭り鮨

 細巻きを何本も巻き込んだり、酢飯を色付けしたりの工夫で
切ってみればそこに表れる花や文様、
この頃はパンダの顔なども表現されているようです。
古い写真を引っ張り出しましたが、私には
この花寿司を囲んだ楽しいひと時も記憶に新しいものです。

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6月例会作品 ミズキ

血のワイン
  ヴァンパイア開宴告げるのワイン  ミズキ

 写真は、紀尾井町で開催されていた「ローズウィーク」で撮ったものです。薔薇のオブジェが夜になると点灯し、幻想的な雰囲気でした。今回は、赤以外をモノクロにし、赤色をより強調させ、不気味さを演出してみました。後ろの建物は実際はレストランなのですが、それをドラキュラ伯爵の館に見立てました。
 石田さん、この作品に貴重な一票をありがとうございました。




藤の雨
  頬つたふ涙を雨と強がりて ミズキ

 この写真は、足利フラワーパークで撮影したものです。藤の花を下から撮影したら、雨が降ってくるようなイメージに仕上がりました。この句と藤の色合いが相乗効果を生んで、自分でも気に入っています。
  悳子さんこの作品に貴重な一票をありがとうございました。また板見先生からは、この写真の構図をお褒め頂き、ありがとうございました。




  俳句
  祭の灯水面にゆらす風と鯉  ミズキ

  風と泳ぐ鯉が祭提灯の灯を揺らしている風景を詠みましたが、板見先生のご指摘のように、鯉をそのまま詠むと絵面が暗くなるので、「風と恋」にした方が私らしかったですね(笑)

Tag:例会  comment:0 

6月例会俳句   春旭

 今回の俳句は、「祭」の文字を句の何処かに入れ込むという兼題でした。
 さすがに、「歌謡祭」や「創業祭」とか奇を衒った句は無く、皆さん正攻法の「祭」で詠まれていましたね。
 「祭」の文字のイメージからか、選句・講評の時間がいつもよりも賑わっていたと感じたのは私だけではないと思います。

 それでは、拙句を写真付きでアップさせていただきます。

  喧嘩祭
    「飲み干して喧嘩祭の只中へ」   春旭

 「喧嘩祭」とは、神輿や山車などがぶつかり合う威勢のいい祭りの総称で、本当に殴り合ったり蹴り合ったりする祭りではありません。(中には、たまにヒートアップして行き掛り上そうなってしまうこともあるようですが)岸和田のだんじり祭などが有名ですね。

 句意は、今まさに喧嘩祭の只中へ入って行くその刹那の情況を詠んだものです。句の主人公の心の中には多少臆病風が吹いているのですが、浄めと気付けのお神酒をグッと一杯飲み干して、怯懦な性格を吹っ切って喧嘩祭の真っ只中へ馳せ参じて行ったのです。その後の主人公がどうなったかは、読み手のご想像にお任せします。今回の千賀子さんのお句のようになったのかも知れないし、あるいはもっと悲惨な姿になってしまったかも知れません。(笑)
 句に付けた写真は、祭り真っ最中のものだとベタ付きなので、大花火で代用しました。この大花火の真下で、勇壮な喧嘩祭が繰り広げられているとご想像下さい。
 この句は、思いがけず多くの方々に採って頂けました。幸恵さん、ふらりさん、みすずさん、悳子さん貴重な一票をありがとうございました。

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例会俳句部門結果 6月  春旭

 皆さん、昨晩のフォト句会お疲れ様でした。楽しい時間を共有することができましたね。
 今回の俳句は、兼題が「祭」だけにわいわいと盛り上がりましたね。思わず噴き出す様な句も登場して、バラエティーに富んだ句が揃いました。

 <6月例会/平成30年6月13日(水) 投句12名>
  [兼題=祭の文字を入れ込む]*順不同(敬称略)/カッコ内 特➡特選 並➡並選 獲得数

 祭髪乱れ足袋裂け引き上げる・・・千賀子(特2)
 入れ墨の晴れ舞台なり夏祭り・・・船橋(並1)
 祭の灯水面にゆらす風と鯉・・・ミズキ
 終の地のこの街が好き祭り来る・・・みすず(並1)
 夏祭男素敵になる魔法・・・彦阪(特2)
 ○○の祭と名付け街おこし・・・石田
 飲み干して喧嘩祭の只中へ・・・春旭(特2並2)
 祭り笛小指の跳ねて高く鳴き・・・幸恵(特2)
 あなたとは彼方のことや祭髪・・・耕人
 夏祭もやし男の緩き褌(ふん)・・・ふらり(特1並2)
 大提灯畳み荒ぶる三社祭・・・悳子(並1)
 ガソリンの匂い遠くで祭笛・・・タケウマ

 以上6月例会俳句の結果を掲載しました。

 *次回8月例会の兼題は「ビール」です。皆さん、今の内から頭をひねっておいて下さい。くれぐれも、ビールを飲み過ぎて句が浮かばないというような事になりませぬようご注意下さい。今回以上の秀句の数々を期待致しております。

 *各句に対しての感想その他など、何でもご自由に下記のコメント欄よりお書き込み下さい。

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6月「銀座フォト句会」のお知らせ

6月「銀座フォト句会」のお知らせ 

日  時  6月13日(水)18:00~20:00 

会  場  京橋区民館  4号 洋室 

俳句兼題 (祭)の文字を入れて俳句を作ってください 

懇  親  会  かなえ京橋店 20:00~ 

なお出欠連絡・俳句は6月10日(日)までにみすずさんまで送信して下さい。

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Author:銀座フォト575
偶数月 第3日曜日 京橋区民館
写真に575を詠んで楽しむ会です

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