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若夏という季語   浩助

若夏の友情永遠(とわ)と思へた日
「若夏」とは沖縄で古来から使われている言葉で、稲の穂の出る初夏の頃の季節を表すもの。俳人・宮坂静生さんの唱えておられる「地貌季語」のひとつでもあります。実際にその地方を訪れ、その風土を感じて詠むのが本来の用法でしょうが、僕は残念ながらいまだに沖縄に行ったことがなく、かつて福岡の大堀公園で写した写真に、この季語を借用しました。
でも、「若夏」という言葉、生命力に満ちていて本当に良い季語ですね。このような少年の写真に付けるとぴったりで、日本語の多様性と豊かな表現力にあらためて感謝したくなります。一般季語としても、もっと使っていきたいものです。
写真は元気な子供たちの写真でも良かったかもしれませんが、この歳になると、それほど多くない幼なじみも病気になったり行方が知れなくなったりで、友情が大切なものだった少年時代のことが、少し切なく思い出されてくる今日この頃。そんな心情で選んだので、少し寂しげなイメージになったのかもしれませんね。

参考●宮坂静生/地貌季語
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0224720/top.html

Tag:未分類  comment:3 

Comment

春旭 URL|
#- 2015.06.18 Thu23:28
 シンメトリーな構図と、中央の木に文字を配置した技法に脱帽します。
 「若夏」という季語は初めて知りました。勉強になりました。

 ちょうど句会の当日の朝に友の訃報に接し、単なる偶然とは思えず一票入れさせて頂きました。写真の寂しげなイメージが、一層心を揺さぶったのかも知れません。
浩助 URL|
#- 2015.06.19 Fri11:19
春旭さん、ありがとうございます。
そうですか、ご友人が…。

この歳で思い返せば、友情なんてそれほど大げさなものでなく、
いつも隣にいて、同じことに夢中になっていることだったのかも。
映画「スタンド・バイ・ミー」みたいに。
みすず URL|
#- 2015.06.19 Fri18:56
何が釣れるんだろう・・・とつい覗いてみたくなりました。
スマホやゲームなどやりたい時期の男の子が2人で釣りをしている
そんな情景は私の心を捉えています。
そしてどんな話をしているのかしら・・・若夏の季語も初めて知り
ました、写真にピッタリの句ですね。
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