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洒涙雨   春旭

 明日は七夕。織姫と彦星は束の間の逢瀬を愉しめるでしょうか。
 それとも、不粋な雨に嘆くのでしょうか。
 この分では、さぞかし泣きの涙だろうな。
 そりゃそうだよ。一年に一回しかない逢瀬だものね。
 そこで一句!

  洒涙雨
 「強がれど耳朶を伝うや洒涙雨」   春旭

 銀座フォト句会創立以来のメンバーは、ご存知の作品ですね。
 第一回銀座フォト句会作品集のフォトブックにも、掲載させて頂きました。

 「洒涙雨」と書いて「さいるいう」と読みます。
 「催涙雨」とも書くそうですが、どうも催涙弾を連想されそうなので、こちらは却下。
 「洒涙雨」の意味は、七夕の夜に降る雨のことで、年に一度の再会の機会を失った織姫と彦星の涙とも、
 逢瀬の後の惜別の涙とも言われています。
 歳時記によっては載っていない季語ですが、七夕と同じく秋の季語に分類されています。
 ふとしたことでこの言葉を知り、遣ってみたくなった次第です。

 精一杯強がってはいるものの、どこか弱さを滲ませている女性。
 男はそういったタイプに、堪らなく弱いのです。
 何だか女性陣から「アホか!」とひんしゅくを買いそうなので、この辺で・・・・。

Tag:未分類  comment:3 

Comment

さちえ URL|
#cXBs7SuE Edit  2015.07.09 Thu22:21
 春旭さん、こんばんは!
 長い梅雨ですね。
 
 七夕に寄せてのお句の「酒涙雨」も「催涙雨」も
 初めて知りました。
 やはり、「酒」の方が素敵ですね。
 
 7日は、生憎の天候でしたが天の上では一年に一度の
 逢瀬が叶った事と思いたいです。

 お写真はウインドウに映り込んでいるのでしょうか?
 お洒落ですね!!
 

 
 
春旭 URL|
#- 2015.07.09 Thu23:46
 さちえさん、コメントをありがとうございます。

 七夕当日は微妙な天気でしたね。雲が垂れ籠めていて、地上からはよく判りませんでしたが、織姫と彦星は無事逢瀬を愉しんだと思いたいです。

 某テレビ局の七夕当日の天気予報で、洒涙雨がクイズ問題として遣われていました。洒涙雨の洒はよく間違われ易いのですが、「酒」でなくお洒落の「洒」です。私も、最初間違えて覚えていました。
 因みに、7月6日に降る雨のことを「洗車雨」と言うそうです。明日の逢瀬に備えて乗ってゆく牛車を洗っている雨だそうです。昔の人は単なる雨にもロマンチックな言葉をよく思いつき、付けるものだと感心します。いつかこの季語も遣ってみたくないですか?
さちえ URL|
#St4TUToA Edit  2015.07.10 Fri06:52

 春旭さん、とんだ間違いで失礼しました。

 早速調べてみましたら、なるほどです!
 この「洒」には、水で洗い清めるという意味もあるそうですね。
 勉強になりました。

 「洗車雨」もこのついでに知りました。
 来年の7月6日には是非一句、楽しみにしております。
 
 
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