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8月例会作品   春旭

  巴里祭

       「巴里祭シネマ通りの小屋消ゆる」   春旭

 7月14日はフランス革命記念日にあたります。日本では、この日を「巴里祭」と称してお洒落な催し物などが見受けられますが、本家フランスでは「巴里祭」の呼称は遣っていないそうです。
 ではなぜこの言葉が日本で定着したのかというと、1933年制作ルネ・クレール監督作品のフランス映画の邦題を「巴里祭」として上映したことに由来しているそうです。未見ですが、結構おしゃれな映画だという噂です。日本人は凄いですね。革命という血なまぐさい記念日を、まったく違うイメージに作り上げてしまうのですから。
 「巴里祭」は歳時記にも載っていますが、やはり本来の革命とは無縁な句が多いようです。
 ですから、拙作も御多分に洩れずフランス映画の雰囲気で作りました。(映画繋がりでフランス語でシネマとしました)

 我が町にも最近までK館という映画館(どちらかというと映画小屋)があったのですが、時代の波で廃館となりました。昔は活況を呈していて、わたしなどもそこで何本の映画と出会ったか数えれば限がありません。映画館は跡形も無くなりましたが、現在でもその通りは「K館通り」としてその名を留めています。
 我が青春時代の思い出を込めて、メルシー。K館・・・(涙)。

Tag:例会  comment:2 

Comment

さちえ URL|
#St4TUToA Edit  2015.08.21 Fri21:14
 お句を読み上げる時、「ぱりさい」なのか「ぱりーさい」なのか迷い
 結局独断で「ぱりーさい」と読ませて頂きましたが
 この邦題を考案した人たちのうち
 川喜多かしこは気持ちとしては「パリまつり」であったと
 言っているようですね。帰宅してからの検索で知りました。
 春旭さんはどちらだったのでしょう。
 あえて訂正なさらなかったのは春旭さんの優しさだったのかも?と
 汗、汗、です。

 ガス灯を思わせる灯りと「シネマ」「小屋」に
 K館への郷愁が溢れているようです。
 偶数月に催されるこの句会に取り残される、7月に相応しいお句でしたね!
 

 
 
春旭 URL|
#- 2015.08.21 Fri22:43
 さちえさん、コメントを有難うございます。
 韻律に重きを置くと、「ぱりさい」より「ぱりーさい」の方が耳にすんなり入ります。「ぱりまつり」とも読まれますが、どうもねぶた祭や三社祭などの日本の祭りの雰囲気と混同されそうなので、作者としては「ぱりーさい」と呼んでほしかったので、さちえさんの読みに感謝いたします。

 銀座フォト句会は偶数月開催なので、どうしても奇数月の句を詠むと鮮度が落ちてしまう傾向があることは否めませんね。正月、ひな祭り、鯉幟、七夕、敬老の日、文化の日等々いい材料が揃っているんですが残念です。奇数月はブログ上でフォト句会でもやれればいいんですがね・・・。
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偶数月 第3日曜日 京橋区民館
写真に575を詠んで楽しむ会です

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