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10月例会作品   春旭

  敗者の美学
        「敗者らは美学遺せり 城址秋」   春旭

 判官贔屓という言葉があるように、日本人はことさら敗者に思いを寄せる傾向がありますね。
 そう言う私もその一人です。日本史にも虚実入り交じった敗者のエピソードがありますが、これがまた泣かせますね。
 義経の逃避行、楠正成の桜井の駅の別れ、石田三成と元支配地の農民との逸話や、処刑に臨んでの柿談話、大坂の陣での真田幸村の死闘など、実に美学と呼ぶのに相応しい。
 まだまだあります。山口県や鹿児島県の人には悪いですが、薩長より旧幕府軍の方にシンパシーを感じます。
 特に会津藩や新選組には滅びの美学とでもいうのでしょうか、その関連のドラマなどを観るたびに、いい歳をしてもう滂沱の涙状態になってしまいます。(恥ずかしい)
 そんな思いを共感して頂けると信じて、今回この作品を作りました。落城して今は荒れ果てた城跡に、敗者らの慟哭が風の音に交じって聞こえるという心象風景を表現しました。
 ふらりさん、貴重な一票をありがとうございました。

Tag:例会  comment:2 

Comment

みすず URL|
#- 2015.10.24 Sat08:09
城址の秋、薄と夕日、寂しげでそして温かくて・・
句も敗者に対しての思いをしっかり入れてそして薄・・深いですね!
春旭 URL|
#- 2015.10.24 Sat14:19
 みすずさんも共感して頂けました?
 判官贔屓は、日本人のDNAに深く刻まれているのかも知れませんね。
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