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12月例会 俳句   春旭

 12月例会俳句の兼題は「手袋」でした。
 過去の「おでん」「みかん」「鯉のぼり」などの、身近にあり過ぎるが故に苦吟する兼題と比べて、今回の「手袋」は皆さんイメージが膨らまれたご様子でロマンチックな句が揃いましたね。

 では、小生の写真付き俳句を・・・。
   片手袋との邂逅
     「物置に片手袋と邂逅す」   春旭

 手袋には誰しも思い入れが深く、片方だけになってしまってもなかなか捨てられないようです。これが靴下だとあっさりと捨てられる。不思議な違いですね。
 私もそんな思いを詠みました。気に入りだった手袋、どうした訳か片方だけがどこを探しても行方不明。片方だけでは手袋としてもう役には立たないが、残った片方を何故か捨てられずに歳月が過ぎた。それももう忘れかけていたある日、思いもかけぬ所から失くした筈のもう片方が見付かった。
 「おお!ここにあったのか!」というより「おお!ここにいたのか!」という感じ。思いがけなく懐かしい人とめぐり逢った感覚。この感覚を表現したくて、「邂逅」の措辞を遣いました。
 今回、みすずさんの「片方の欠けた手袋捨てぬまま」というお句の後日談のような句になって、思わずほっこりとしてしまいました。
 因みに写真は、イヌ(犬)サフランというユリ科の植物です。手袋の様に見えたら幸いです。

Tag:例会  comment:2 

Comment

幸恵 URL|
#St4TUToA Edit  2016.12.18 Sun19:38
 春旭様
  素敵なお写真が付きましたね。
  楚々とした美人が持つ、華奢な手袋に見えます。
  その美人(いえ、手袋)に邂逅なさったのですね。
  
  私にも捨てられない片方の手袋があります。
  今回、その事を詠もうかと思ったのですが、
  中々まとまらず諦めましたが
  春旭様の「邂逅」の措辞に接して気づきました。
  手袋って、物ではなくて人そのものなんですね。
  「有った!」でなくて「居た!」ですものね。(^_-)-☆
  
春旭 URL|
#- 2016.12.19 Mon00:14
 さちえさん、コメントをありがとうございます。
 写真の花を、楚々とした美人の手袋と見立てて頂いて感謝申し上げます。

 同じ身に付ける小物でも、特に手袋は誰しも思い入れが深くなるようです。
 まして、それが愛しい人からの贈り物であったとしたら尚更ですね。
 昔の恋人が、昔の姿のままで目の前に出現した感覚といったところでしょうか。
 句の主人公は小生の様なオヤジでなく、楚々とした女性として鑑賞して頂くと趣が出るかも知れません。
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