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西行忌   春旭

 平安末期・鎌倉初期の歌僧西行の有名な歌に、「願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ」というものがあります。そして、その願い通りに文治6年(西暦1190)2月16日に西行は73歳で亡くなり、その忌日の一日前を「西行忌」と称すると、物の本に書いてあります。
 「きさらぎ」というのは2月のことで、現在の感覚からすると2月に桜が咲くかいな?と違和感を覚えますが、よく考えれば当時は旧暦の筈で、現在の暦に換算すると3月30日か31日に当ります。それならば、桜が咲いていても不思議ではありません。したがって、本来の季節感に重きをおいてこの作品を敢えて2月でなくこの時季にアップしました。

  西行忌
   「西行忌異郷に埋む骨太し」   春旭

 西行は心の趣くままに草庵をいとなみ、諸国を巡る漂泊の旅を続け(当時は辺境の地だった奥州にまで旅したらしい)数々の名歌や逸話を遺し、最期は河内国で亡くなりました。まさに偉大な生涯を全うしたと言えるかもしれません。
 
 さて写真のモデルのゴリラ君、遠いアフリカの地から遥々この日本にやって来て、これから多くの人の心を捉え人気者となって人々の思い出の記憶に残って行くのでしょうか。彼は異郷の地日本に骨を埋める覚悟と見た!そしてその骨は、西行の業績同様にさぞかし太いことだろう(笑)

Tag:未分類  comment:4 

Comment

たんと URL|
#/LMPCG5A Edit  2017.03.31 Fri16:01
西行忌についてさすがの面白い見方と拝察します。
日本ですっかり人気者になっている骨太のゴリラ君ですが
胸の奥には時折ふるさと生活のことが去来するのかも知れませんね♪
(コメント記入箇所を間違えました。スミマセン)
春旭 URL|
#- 2017.03.31 Fri19:17
 たんとさん、コメントをありがとうございます。
 西行とゴリラ異形の取り合わせですが、このミスマッチが響き合うかどうかがこの作品の要諦です。大失敗だったりして(汗)
 
 この作品、偶然にもたんとさんのお句「淡雪や夢の続きをもう少し」のニュアンスを多少含んでいる様な気がしています。
幸恵 URL|
#St4TUToA Edit  2017.04.01 Sat09:21
 西行のこの歌が大好きで、特に最後の「・・・望月のころ」に、
 うら若き幸恵は胸キュンしたものです。
 
 お写真のゴリラ君は合成ではなく実写ですか?
 たくましさの中に愁いを含み、知性を感じさせるゴリラ君、大好きなんです。
 名古屋の東山動物園に居るイケメンゴリラ「シャバーニ」に
 いつか会いたいと思っています。

 ミスマッチ? トンデモナイ!
 生意気を言わせて頂くなら、「ものの哀れ」を感じます。
 西行とゴリラ、響きあっております(^^)/。
 
春旭 URL|
#- 2017.04.01 Sat12:15
 さちえさん、コメントをありがとうございます。

 映画やTVドラマのキャスティングに苦労するプロデューサーの気分でした。西行とゴリラの異色の共演は興行成績を確立しましたか?ほっとしました。俳句と写真の不即不離、この匙加減が作品の出来を左右するのでいつも悩みますね。

 写真のゴリラは実物ではありません。木彫のゴリラです。当たり前ですよね。こんなのが放し飼いになっていたら、それこそ大騒ぎで「ものの哀れ」どころでは無いですからね(笑)
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