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6月例会俳句  春旭

 6月例会俳句兼題「夏座敷」

 今回の兼題は「夏座敷」。不思議に思うのは、座敷は一年中存在するのに「春座敷」「秋座敷」「冬座敷」は季語に無く、なぜ「夏座敷」だけが季語なのだろうか?ということです。夏の座敷には、何か特別な俳人の感性を刺激するものがあるということでしょう。想像するに、開け放った開放感とか、足の裏のさらりとした感触とか、涼しさとか、ゆとり度などを内包しているような気がします。座敷は、夏の為に本来の存在価値があるのかも知れません。
 そんなことを念頭に置いて詠んでみました。
 では、その写真付き駄句を・・・。

  身ほとりに置く
  「風の径身ほとりに置く夏座敷」   春旭

 吉田兼好も徒然草の一節に「家の作りやうは夏をむねとすべし」と述べています。冬の寒さは、当時の暖房器具でも、また厚着をすれば何とか堪えられたのでしょう。ところが夏の暑さや湿気は現在の様にエアコンがあるはずも無し、ましてある程度以上の身分のある人は裸で暮らすという訳にはいかなかったことでしょう。となると、吉田兼好の言うように家作りは如何に夏を快適に過ごせるかが重要な課題だったんでしょうね。
 現在のマンションや建売り物件の広告を見ても、間取りの採光や通風は重要な要素だということが分かります。南面に大きな窓をとり、反対の北側にも小さめな窓をとる。もうそれだけで風通しが良く、エアコンもあまり使わずに夏も快適に過ごせます。
 何だか不動産屋の回し者になってしまった感がありますが、要するに夏の過ごし方は、甚平などを着て座敷に据わり、ビールなどを飲みながらひと時を過ごす。そして、自分の身の傍らをまるで風の径があるかのように涼風が心地良く通り抜ける。これが一番の仕合せだよということであります。
 ちなみに、写真は拙宅ではありません。こういう家に一度住んでみたいな~。さぞかし涼風が我が身のほとりを抜けていくことだろう。

Tag:例会  comment:2 

Comment

幸恵 URL|
#St4TUToA Edit  2017.06.23 Fri09:26
春旭様

 奥の竹林を揺らしながら
 心地よい風の径が見えてくるようです。
 
 このどっしりしたお屋敷には座敷がいくつもあることでしょう。
 おりしも湯上りの旦那様が浴衣(甚平?)などでくつろぎ
 奥方もまた、藍染の浴衣をゆったりと着こなし
 吹く風と一緒に団扇の風も送っている。側には蚊やりが・・・。

 なあんて勝手な想像で遊ばせて頂きました。
 それにしても「身ほとりに置く」私には浮かびもしない言葉です。
 恐れ入りました~(^^)/。
春旭 URL|
#- 2017.06.23 Fri11:56
 さちえさん、先週のフォト句会お世話になりました。

 さちえさんも、色々と想像が膨らみますでしょう。
 この写真の門は、古河市指定歴史文化財の鷹見泉石宅の門です。鷹見泉石は、幕末の古河藩の家老で蘭学に関する貴重な文献を遺し、その道の研究者にはつとに知られた存在です。渡辺崋山の描いた鷹見泉石の肖像画は、国立博物館に所蔵され国宝に指定されています。
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