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フォトっ句コンペ兼題「浴びる」  春旭

 以前NHKで放送されていたフォト575。その中のコーナーのひとつに、フォトっ句コンペという出演者全員が作品を持ち寄り優劣を競い合うコンペがありました。メンバーは、司会の伊集院光氏、審査委員長の板見先生、当日のゲスト2人、そして投稿者代表の計5名という布陣です。
 毎回兼題が出され、それをテーマにして作った作品を1点無記名で提出する。提出された5作品に、各出演者が一人2票の持ち点で各々の気に入った作品に投票していくというルールです。勿論自分の作品には票を入れられません。最も票数を獲得した作品が殿堂入りとなり、誉め称えられることになります。(俳句の句会の互選からヒントを得たのでしょう)
 8年前ひょんなことから、第2回のコンペに出演する破目になりました。(ちなみに、第1回投稿者代表は我がフォト句会のみすずさんでした)で、その時の兼題は「浴びる」。これは難しかった。う~んと唸ってしまいました。締め切りギリギリまで何も浮かばない。つくづく出演を承諾したのを後悔しました。この時ばかりは、出演をドタキャンしようかと正直思った。でも、その結果NHKから非難を「浴びる」というのではシャレにならない(笑)
 困り果てて我が家の窓からぼんやりと外を眺めていたら、たまたまにわか雨が降ってきた。そして、出来上がったのがこの作品でした。

  驟雨浴ぶ
  「驟雨(しゅうう)浴ぶ親父の悲哀知りもせで」 春旭

 突然の雨に、妻や娘達が慌てて洗濯物を取込みはじめました。その光景を見ていて、ふとあることに気づきました。妻や娘達は、手当たり次第に洗濯物を取り込んではいない様子なのです。どうも、取り込む順番という様なものがあるんですな。そして、取込みの最後まで残ったのが私のシャツという哀しい現実を見てしまったのでした。
 普段なら文句のひとつも言うところですが、お陰ではっと閃くものがありそれを作品として昇華することが出来ました。(転んでもただでは起きないぞ!)
 
 このようにして難産の末に産まれた作品でしたが、この回のフォトっ句コンペの成績は出演者全員の作品にそれぞれ2点づつ票が入り、仲良く引き分けという番組始まって以来の結果となりました。(良かった、内心1票も入らなかったらどうしようとビクビクしていたものですから)

Tag:未分類  comment:4 

Comment

幸恵 URL|
#St4TUToA Edit  2017.07.26 Wed09:18
 春旭様
 「NHKフォト575」でのお話を聞くたびに
 当時見逃してしまった後悔にかられます。
 みすず様、春旭様、そして板見先生の当時のご活躍
 再放送やオンデマンドで観られないものでしょうかねえ。

 さてさて、「浴びる」でしたか!
 仲良く引き分けでよかったですが
 私が一番ウケたのは、この作品の生まれる過程の
 ”取り込む順番”ですね。(さもありなん。身に覚えあり。)
 とは言え、ホントはそんな事なかったのかもしれませんが
 そこを捉えて「浴びる」を完成された春旭さまの一句に一票!!
 
春旭 URL|
#- 2017.07.26 Wed12:22
 さちえさん、コメントをありがとうございます。

 やはりこういう場合、主婦にとっては取り込む優先順位がありますか?その場合の基準は、自分のものか、子供のものか、夫のものかで判断が分かれるのですかね?それとも、購入金額の高低なのでしょうか?(笑)
 フォトっ句コンペの収録中に、司会の伊集院光氏から「奥様と娘さん達は、お高いお召し物を着ていらっしゃるんじゃないですか?」と突っ込みが入りました。(おい!おい!)やっぱり、イトーヨーカ堂のバーゲンで買ったシャツとでは勝負にならないか(涙)
たんと URL|
#/LMPCG5A Edit  2017.07.31 Mon17:19
司会の伊集院光氏、審査委員長の板見先生、ほかでワイワイとやる
フォト575。ワタシもときどき楽しんでいましたが春旭さん出演の巻があったとは
存じませんでした。
「驟雨浴ぶ親父の悲哀知りもせで 春旭」という佳句誕生の裏話を知るにつけ
秀句は貴重な実体験により生まれるものだということを思い知りました。

↓ 蟻の列。
いち早く察知して何処からともなく集結し列をなす蟻の大群。
ワタシの「散りじり」を推敲したくなってきました(笑)。
春旭 URL|
#- 2017.07.31 Mon19:12
 たんとさん、コメントをありがとうございます。
 いや~!恥ずかしくも無くTVに素顔を晒してしまったのです(汗)NHKに懇願されてと言うのは表向きの言い訳で、ミーハー的に単に放送局の裏側を見たかっただけなんです。
 驚きますよ、初めて見るもの聞くものばかりで。専門のメイク係の人がいて、こんな不細工な私の顔にもちゃんとメイクを施してくれるんですから。隣の席では有名なタレントが入念にメークアップしていたりして、何か不思議な空間にいる気分でした。

「蟻の列」は偶然にもたんとさんと同じ題材になってしまいましたね。親近感を覚えます。実を言うと、8月例会に提出用の一作品もたんとさんの今月の俳句の中の一句と同じ題材を詠んでいます。何を題材にしたかは、来月のお楽しみにしておきます。

 
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