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6月例会作品②   春旭

 俳句の季語の中には、何じゃそれは?という季語があります。「亀鳴く」(春)「蚯蚓鳴く」(秋)などという不思議な季語があります。どなたか、鳴き声を聞いたことがありますか?残念ながら、私はどちらも聞いたことがありません。この際あるかないかは別にして、どちらも一度遣ってみたい衝動にかられる季語ではあります。しかしながら、いざ挑戦してみるとこれがまた難しいのです。

 今回は、「亀鳴く」に挑戦してみました。果たして成功したでしょうか?
 写真は、ひたち海浜公園の中を巡回するバスというか、線路の無いトラムの運転席の屋根に飾られたウサギの人形です。

  亀鳴く
    「たわ言さ亀が鳴くとか勝つだとか」  春旭

 パロディー句を作る場合には、元ネタが広く知られている必要があります。今回の句は、皆さんご存知の童話「ウサギとカメ」が元ネタですからその分では安心ですね。
 同じくウサギが登場する有名な昔話に、「かちかち山」があります。でも、今回なぜ私が採用しなかったか、問題はウサギの捉え方にあります。実を言うと、大分以前にこの写真に「泥舟であいつどこまで行けたやら」という句を付けて作品にしてあったのですが、どうもウサギが小賢しくて鼻に付く感じがしたので今回の句と差し替えました。
 同じ写真でも、句によってウサギの表情が違ってみえるような気がしませんか?今回の句の方が、間抜けだけど何処か愛すべきところがあるように作者としては思っています。
 制作の裏話より、問題は「亀鳴く」が成功したかどうかでしたね。(汗!!)やっぱり、難しい!(涙)

 この作品に、悳子さん、みすずさん、石田さん、船橋さん貴重な一票をありがとうございました。

Tag:例会  comment:4 

Comment

たんと URL|
#/LMPCG5A Edit  2018.06.30 Sat16:24
確かにそうですよね。
ワタシもこれらの季語を使って作句してみたいなと思うばかりで
これまで一度も実現していないのが現状です。
残念ながら想像力を膨らませた「遊び心」の欠如と言えるのかもしれません♪
春旭 URL|
#- 2018.06.30 Sat18:18
 たんとさん、コメントをありがとうございます。

 「亀鳴く」のような俳味のある空想的な季語には、真正面から真面目にぶつかっていくより、変化球で勝負に出る方がいいようです。パロディー句もそのひとつかもしれません。
 以前、みんなのブログIT俳句で、この写真に五七五を募集するという企画がありましたね。あの時出たお題の写真に、寂しげな猿が写っている一枚がありました。それに、「桃太郎も仲間も逝きて秋の風」と拙句を付け応募させていただいたところ、思いの外皆さんのご支持を得た記憶があります。
 今回の「ウサギとカメ」そして以前の「桃太郎」、童話やお伽噺のパロディーは、俳句と相性がいいのかも・・・?
千賀子 URL|
#St4TUToA Edit  2018.07.05 Thu15:12
面白~い!大好きですこのような作品!
そして春旭さんの楽しい解説。
ウサギの態度が可愛いと言うより、ふてぶてしい感じが出てこの句にピタリです。
今日見ましたのでコメントのタイミングが遅くなりました。

童話と俳句はどこか共通点、同感です。
素朴で単純でストーリー性がある、しかし奥には深いものが包含されている。
またまたこの作品で、写真俳句の面白さ、季語の奥深さを味わいました!
春旭 URL|
#- 2018.07.05 Thu19:18
 千賀子さん、コメントをありがとうございます。

 気に入って頂けて嬉しいです。句会当日に千賀子さんがいらしていれば、確実にあと一票入ったわけですね。そういう意味では、残念!

 パロディー作品も作り様によっては、フォト575と相性が合うようです。
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