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幻の8月例会作品  ミズキ

 8月例会用の作品のアップが遅くなり申し訳ありませんでした。
 今回のネット句会で皆さんの作品を拝見出来て楽しかったです。

  宵螢
          宵螢初恋遠きことなりて  ミズキ
  1年前に撮影した写真を見返していたら、面白いものを見つけました。写真に物語性を感じ、次のような物語を思い浮かべました。
  地方の商家の手代、「弥太郎」が江戸を訪れた夜、一匹の美しい蛍に導かれるように色里に足を踏み入れると、遊女屋の格子の向こうに見覚えのある顔を見つけた。それは、かつて想い合っていた幼馴染みの「お清」であった。
  お清にかつての面影はなく、近寄りがたい遠い存在になっていた。弥太郎の胸に去来するのは、純真無垢な少女の頃のお清の笑顔だった。もはや初恋は遠い昔のことになってしまったのだと傷心の弥太郎は、その場を足早に通り過ぎるのであった。
  一方、格子の中のお清は、果たしてその弥太郎の姿に気付いていたのだろうか・・・。その答えを知っているのは蛍だけであった。

  写真だけを見ると、お清は弥太郎のことなど眼中にないように見えますが、私は弥太郎のためを想い、努めて気づかぬように振舞っていたのではないかと推測します。弥太郎の遠ざかる背中を、お清はどのような想いで見送ったのでしょうか。
  思わず、悲恋の物語が生まれました。皆さん、お付き合い下さいまして、ありがとうございました(笑)

  8月例会のもう一作品は、次回10月作品として公開したいと思いますので、よろしくお願い致します。Coming soon!(^^♪

Tag:例会  comment:6 

Comment

幸恵 URL|
#St4TUToA Edit  2018.08.25 Sat16:41
 ミズキ様
 このお写真は何処で撮られたものでしょう。弥太郎とお清の世界が広がっておりますね。宵蛍がその切なさ儚さを一層引き立てているようです。
 実は私も自分のブログでこのような遊びをしたことがあります。主人公二人にお父っあんまで登場させました…(^^;)。
 この物語の結末は読み手それぞれで変わってきますね。一旦は遠のいた二人も運命の赤い糸が途切れず結ばれたかもしれないし、淡い恋のままお互いの胸の奥深くしまい込まれたかもしれず・・・。
 厳しい残暑にいささか参っておりましたが、楽しい写真俳句物語を有り難うございました!
ミズキ URL|
#- 2018.08.26 Sun11:13
 幸恵様
 早速のコメントありがとうございます!この写真は茅場町のとあるビル内で開催されていた「浮世絵展」で撮影しました。
 実は、この遊女は映像で結構動くのです。なので、どの位置やどの表情の時に撮影しようかと悩みながら撮影した覚えがあります。また、ただこの遊女だけを撮影しても面白くないと思い、脇に置かれていたパネルの男の後ろ姿も一緒に撮影しました。その結果、思いもかけず、このような作品に仕上がりました。
 幸恵さんも、このような種の作品を作られたことがあるのですね!主人公の2人とお父っつぁんの物語を私もぜひ拝見してみたいです。機会があれば、今度教えてください。
 昨日今日と、厳しい残暑が続いていますね。幸恵さんもどうぞお体ご自愛ください。
ふらり URL|
#- 2018.08.28 Tue16:44
ミズキさん

宵ほたる、物語の展開で色っぽくも取れれば、儚くも取れる、何れにしても良い言葉ですね。
設定は弥太郎とお清の恋の物語ですが、ミズキさんに重なるところがあるのかなと、深読みしたり。
好きな人のために、そっと身を引いてしまう。
そう、お父様のために・・・・
深読みしすぎですね‼️😄🎶
ミズキ URL|
#- 2018.08.31 Fri18:01
ふらり様
コメントありがとうございます。宵螢がこの俳句を美しく演出してくれたように思います。本当に綺麗な言葉ですよね。
そして、ふらりさん、鋭いですね(笑)ま、このコメントは父、春旭も読んでいるので、深くは語らないでおきます(笑)
tokuko URL|
#GSgIrf6E Edit  2018.09.01 Sat14:16
ミズキさま

闇を明滅しながら飛び交う蛍の光。その儚くもあり情熱的でもある光に恋の思いが託されている様に感じます。ドラマ性のあるミズキさんの世界ですね。思わずその世界に引き込まれました。はてさてこの後の二人の運命やいかに~!
ミズキさんの知らない紙芝居調に、、、(^^)/
素敵な写俳になりましたね。この度は私のミスでご迷惑をかけごめんなさいね。
ミズキ URL|
#- 2018.09.03 Mon17:44
悳子様
コメントを頂き、ありがとうございます。
私の世界観なのかは分かりませんが、写真に物語をつけるのが好きなので、今後も良い物語を生み出せるように励みたいと思います。
ブログの件は気になさらないで下さい。皆さんで協力しながら、楽しいブログにしていきましょう!
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