FC2ブログ

4月例会作品①②  春旭

 4か月ぶりのフォト句会。見学の方もあり、大盛り上がりでした。

 4月例会作品①

  対峙
  「対峙せむ余命尽くまで落花まで」  春旭

 いささか長持ちしたと言われた今年の桜も、すっかり落花してしまいました。写真のように絢爛と咲き誇る姿は、ほんの一瞬ですね。
 さて、写真の男性は一心不乱に写生をしていましたが、果たして桜の神髄に迫れたのでしょうか?私には、死ぬまでにどうしてもこの桜を描き上げるのだという決意の様なものを、この男性に感じました。ある種の悲壮感が漂っていました。
 対する桜は、男性のそんな思いを知ってか知らずか、そう容易くは描かせてなるものか、もっともっと咲き誇ってあっという間に散ってやると思っているように感じられる。
 男性の余命が尽きるのが先か、桜が散るのが先か、どちらに軍配が上がるか?まさに、互いが対峙しているその真っ最中を作品に仕上げさせてもらった訳です。
 フォト句会に提出した際には、「対峙せむ余命を賭して落花まで」という句で作ったのですが、後日推敲の結果上記の句に添削しました。この句の方が、桜と男性が互いに対峙している感がより強調出来たのではないかと思えます。また、「まで」「まで」のリフレインが句にリズム感を与えるのではないかと思ったりもしています。
 この作品に、ふらりさん貴重な一票をありがとうございました。




 4月例会作品②

  やっぱり青い地球
   「ぶらんこややっぱり地球青かった」  春旭 

 「ぶらんこ」、なぜ春の季語なのかは知りませんが、わくわくするようなあの躍動感から来るイメージなのかも・・・。
 この歳にもなりますと、しばらくブランコには乗っていません。おそらく皆さんも小さなお孫さんでもいない限り、とんとご無沙汰のはず。でも、子供の頃のブランコの思い出は身体のどこかに沁みついているのではないでしょうか。もっと高く、もっと高くと精一杯ブランコを漕いだ記憶を誰しもお持ちだと思います。それこそ、大空に向かって飛んで行く心地がしましたね。その思いを句に託しました。
 「地球は青かった」、人類初の宇宙飛行士ガガーリン少佐が、宇宙飛行中に言った有名な言葉です。ある程度以上の年齢の方なら誰でも知っていますよね。まさに、ブランコで大漕ぎした時の気分は、これに近いものがあったな~。
 写真は、ひたち海浜公園のネモフィラの丘です。どこまでも青の世界。そして、ブランコに乗っている最中の雰囲気を演出するために、意識して斜めのアングルで切り取ってみました。響き合ったでしょうか?
 この作品に、タケウマさん貴重な一票をありがとうございました。
 

Tag:例会  comment:2 

Comment

たんと URL|
#/LMPCG5A Edit  2019.04.30 Tue16:43
「対峙せむ余命尽くまで落花まで」  春旭
「余命尽くまで対峙」すると同時に
「落花するまで対峙」するという気概が伝わる佳句ですね。
写真の出来も素晴らしいです♪
ネモフィラと青い空との切り取りもまたグー。
「地球青かった」がユニークです♪
春旭 URL|
#- 2019.04.30 Tue19:24
 たんとさん、故郷はいかがでしたか。草餅や筍やアイスクリーム、さぞ美味かったことでしょう。(笑)
 拙作をお褒め頂きまして恐縮です。また、句意を汲み取ってくださいまして、嬉しく思います。
 ネモフィラと青空の写真は、とっさの判断で斜めの構図で切り取りました。それが功を奏したのか、ある写真誌の「フォトハイ句!」というコーナーにて選者の名を冠した最高賞を受賞しました。作者である私自身も気に入っている作品です。

comment form
(編集・削除用):
管理者にだけ表示を許可
旬の花時計 V2
カウンター
プロフィール

銀座フォト575

Author:銀座フォト575
偶数月 第3日曜日 京橋区民館
写真に575を詠んで楽しむ会です

検索フォーム
QRコード
QR