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8月例会俳句部門作品 ふらり

敗戦日

営々と屍引く虫 敗戦日

この場面は、蝶の死骸を蟻が引いて居る場面ですが、これを見たときに上五中七の大体の骨格は出来ました。

ただ、写真俳句であれば絵柄から、何が何を引いて居るかは一目瞭然なのですが、俳句の場合、それが分かるかがポイントでした。 蟻を使うと他の季語が使いずらくなるので、蟻を使わずに蟻を連想させるために、上五を黙々とするか粛々とするかも考えた時に、一番暑さの中で汗を流して居る感じが蟻を思わさせるのではと、営々を使ってみました。

下五の季語は、暑さを感じさせる猛暑などの季語も考えたのですが、それよりも終戦日や原爆忌など具体的な方が、この場面を通して何かを連想させるのではと考え、その中で終戦日だと単に記念日という感が強く死や死体へのイメージが比較的薄いのに対し、原爆忌とすると原爆で亡くなった方と直接的にイメージが重なりすぎるかと思い、その中間的に敗戦日としてみました。

俳句としては、重苦しい句にも関わらず、一票をいただいたみすずさん、川崎さん、有難うございました。

Tag:例会  comment:4 

Comment

春旭 URL|
#- 2019.08.28 Wed11:20
 ふらりさん、インパクトのある写真ですね。その上、この句とのコラボレーション、印象に残ります。句と写真の相乗効果が凄い!

 句の成立過程や推敲をお聞きしましたが、やはりここは、しきりに往来しあくせく働く様を意味する「営々」でピッタリかと思います。

 人生ふらりふらりにもコメントを入れましたが、もはや死に体の大日本帝国を、あくまで徹底抗戦を叫ぶ一部の狂信的な将校達が引きずって行く景に見えました。
 8月の例会のフォト575作品として出展されたら、恐らく最高得票数を獲得なさったかもしれないですね。
耕人 URL|
#- 2019.08.28 Wed15:01
ふらりさん
さっきまでこの作品の長文の感想を書いていたら、
一瞬のミスタッチでコメントがすべて消失(泣)!
もう一度書き直す気力が失せたので(笑)、詳しくは
今度お会いした時に直接…ということで、ここでは要点のみ。

・ふらりさんはシリアスな作品もうまい!
・俳句とは別の世界が展開されている(写真俳句の力)
・背景の土の荒々しい質感と色が、焦土と国防色の時代を連想
・「営々と」が今日まで続く慰霊と贖罪を思わせ効果的
・その他もろもろ、

句だけの印象と、写真と合わせた印象との違いにより、
改めて写真俳句の表現世界の面白さと可能性を感じました。

ふらりさんの芸風(笑)…いや作風の広さを知らされた思い!

ふらり URL|
#- 2019.08.29 Thu09:48
春旭さん

こちらへもまた、コメントいただき、有難うございました。
上五は営々を使って良かったですし、また下五も春旭さんの解釈をいただき、下五を敗戦日にして良かったと思っています。

写真俳句で出していれば、最高得票ですか⁉︎
それは残念だったです!!
冗談です。俳句で2票いただけたので、喜んでいますよ‼︎

有難うございました。
ふらり URL|
#- 2019.08.29 Thu10:01
耕人 さん

折角長文のコメントを書いて頂きながら、拝見できなかったのは残念ですが、過分な評価をいただき、恐縮しております。

今回のこの作品を写真俳句として提出しなかった理由の一つとして、ちょっとシリアスすぎて、あの場にはそぐわないかなと思ったからですが、耕人さん、春旭さんのコメントから、私が勝手に枠をはめていたかなとも反省しています。

と言いながら、この会の作風に対する自由さ寛容さが、私の気ままな作品作りのベースになっていると、感謝しています。

有難うございました。
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